アメリカで2人目妊娠・出産

2017年末アメリカで第2子を出産・その記録

【アメリカ出産】分娩・入院費用、その2!

先日、娘を出産した病院から請求書が届いたと書きました。

が!なんと再度請求書が届いたのです!

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よくよく見てみると前回分は娘に対して、今回届いたのは私に対して、という事だったようです…!

さて、今回は前回よりも恐ろしい金額が書かれていました。

内訳は…

分娩・入院にかかった医療費合計、約19,000ドル ≒ 210万円!

保険でカバーされる分を差し引いた自己負担額は約850ドル ≒ 9万円!

前回の発言撤回です。アメリカの医療費はやっぱりバカ高かったです…。

保険に入っていなかったとしたら分娩・入院費用だけで約300万円。恐ろしすぎます。この金額にプラス妊婦健診費も必要ですしね。この請求額を見たらそりゃ日本のように1週間近くも入院してられないよね、と納得せざるを得ません。

今回の9万円、妊婦健診費用、ドゥーラ費用、娘の入院費用、これらを合計するとアメリカで妊娠・出産にかかった金額は約42万円。ドゥーラ費用を差し引いても約25万円の自己負担額。保険でだいぶカバーされているとはいえ高い!!!

これだけの金額を目の当たりにすると、頑張って自然分娩にしていたら費用はどれくらい違っていたんだろう、とそんな事も気になってきます。

 

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【アメリカ出産】分娩・入院費用。

娘を出産した病院(妊婦健診を受けていた病院とはまた別)から請求書が届きました。

アメリカの病院はバカ高いという噂ばかり聞くので、好奇心と恐怖心でドキドキしながらの開封!

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今回の分娩・入院費用の合計は約7100ドル ≒ 80万円!だったようです。

この金額から保険でカバーされる額が引かれ、自己負担額としての支払い請求額は約770ドル(≒ 85,000円)でした。1割ちょっとの負担で済んだようです。これは本当に保険様様、夫に感謝です。

請求金額は病院、保険の種類、分娩時間、使った薬の量などでも変わってくると思うのですが、相場が全く分かりません。

ここに11月までの妊婦健診費、約650ドルも合わせると、アメリカでの妊娠・出産で病院に支払った費用の総額は約1,420ドル(≒ 16万円)です。

12月の健診費の請求がまだなのと、産後の健診があと1回残っているので健診費用はもう少しだけ膨らみそうです。

「アメリカの医療費は高い」という先入観がありましたが、日本で息子を妊娠・出産時にかかった費用と負担額はそこまで変わらない印象です。(入院日数はだいぶ違いますが…)

第1子の息子は日本の地方都市で出産しました。退院時には出産育児一時金の42万円でカバーできなかった13〜14万円程を支払いました。

正確な数字は覚えていませんが、個人病院・無痛分娩を選んだのも高かった原因です。プラス妊婦健診でも、ほぼ毎回数百円〜数千円の負担がありました。東京などの都心部だとさらに負担額は大きいとも聞くので、アメリカでも良い保険に入れていれば案外日本と変わらないのかもしれません。

ただ、無料で受けられる市や区の母親学級のようなものは皆無です。出産に向けてのクラスは病院で行われていますが、私のお世話になった病院では結構な参加費用が必要でした。そういった点では日本の方が負担が小さいです。

我が家は上記の病院費に加え、ドゥーラさんをお願いしたので1,500ドル(≒ 17万円)の出費もありました。決して安くはないですが、これは本当に良いお金の使い方をしたと思っています。我が家にぴったりのサポートをしていただけ大満足です。

これらをざっとまとめてみると、私のアメリカでの妊娠・出産にかかった総額はドゥーラ費用も含め約33万円でした!

⇩追記。病院からの請求はまだ終わっていませんでした!

 

 

ドゥーラさん、最後の訪問。

妊娠中からお世話になっていたドゥーラさんですが、最後のサポートとして産後の自宅訪問がありました。

無事妊娠・出産を終えることができ、喜ばしいことなのですが、ドゥーラさんを卒業するのはとても寂しいです。3人目は考えていないので、今後は街でばったり会ったりでもしない限り、もう顔を合わす機会もありません。

娘がいつかここで結婚・出産することがあれば絶対に同じドゥーラさんにお願いしてもらいたい!なんて夢のようなことを考えてみたり。笑。

そんな風に思える素敵なドゥーラさんに出会えて本当にラッキーでした。

もちろん何か困ったことや心配事があればいつでも連絡してね、と言ってくれています。家族が近くにいない私たちにはその言葉だけでも嬉しく、いざという時に頼れる人がいるのはとても心強いです。

最初は決して安くはない(カリフォルニア・ベイエリアのみかも!?)支払金額に迷いもありましたが、今となっては本当にサポートしていただいて良かったです。産後を家族皆で笑って過ごすことができている今の生活も、ドゥーラさんの存在なしにはありえなかったと思います。

最後の訪問は母乳育児、睡眠、私の体調、家事、息子、諸々について話を聞いていただきました。上手くやってると言っていただけて安心したり、出産を振り返り涙が溢れそうになったり。久しぶりに家族以外の人と話せたことも楽しかったです。娘の様子にも太鼓判を押していただけひと安心しました。

そしてプレゼントも頂きました。もちろんプレゼントは中身より気持ちが一番嬉しいのですが、さすが多くの経験をされてきているだけあり中身もとても素敵でした。

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素敵なプレゼントの内容、参考までに記載しておきます。

  • 地元のハンドメイドの石鹸
  • 石鹸と同じ作り手さんのウォッシュタオル
  • 絵本

この3点でした。

決して大きなプレゼントではないのですが、それがまた受け手の負担にならない良い塩梅にも感じました。内容も人柄が反映されてとても暖かいものでした。私も贈りものをする際にそんな風に思っていただけるようになりたい!出産のお祝いや誕生日プレゼントを選ぶ際、この気持ちを忘れないようにしたいです。

絵本には娘へのメッセージも添えられていて、それが特に嬉しかったです。

「あなたのお母さんはとても勇敢な人」

「あなたが生まれたことで世界は素晴らしいものになった」

「あなたはとても愛されている存在」

このような素敵なメッセージをびっしりと書いてくださっていました。私はこんな文章さらっと書けない。この辺りも少しでも真似したいところです。

訪問後にはこの日話した内容、今後のアドバイスなどをまとめた長いメールも送ってくださいました。

今回の私のドゥーラさん体験談・感想はあくまでも私個人のものです。

「doula」とひとまとめに言っても、ドゥーラさんそれぞれサポート内容も異なるだろうし、相性もあると思います。それでもアメリカで出産を予定されていて不安を感じていたり、サポートを必要とされている方は是非ドゥーラさんも検討してみてください。私は1人目の妊娠・出産時にも同じドゥーラさんにお世話になりたかった!と思うくらいかけがえのない出会いに恵まれました。

また折を見て妊娠中に受けたドゥーラさんのサポートについてもまとめていきたいです。

頂いた絵本はこちらです。 出産やお誕生のお祝いにぴったりな内容です。

 

アメリカで出産、入院中の食事編。

私の入院していた病院は食事をメニューの中から選ぶことができました。肝心なメニューの写真を撮り損ねたのですが、ハンバーガーなどもありました。ベジタリアン食ももちろん用意されています。この辺りさすがアメリカ!

食事は入院期間が短かったのでたった4食だけ。

①朝食:ベーグル、ソーセージ、フレンチトースト、ポテト、果物、ジュース、ディカフェコーヒー

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②昼食:ジャスミンライス、テリヤキチキン、サラダ、温野菜、味噌汁、果物、エクレア、ジュース、ディカフェコーヒー

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③夕食:ジャスミンライス、サーモン、温野菜、スープ、果物、エクレア、タピオカプリン、ジュース、ディカフェコーヒー

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④朝食:鶏肉のお粥、ゆで卵、ギリシャヨーグルト、バナナブレッド、果物、ジュース、ハーブティー、ディカフェコーヒー

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昼食・夕食のメインは1つのみ、その他はいくつでも頼めました。朝食にサラダや温野菜がなかったのは残念でしたが、毎食好みのものを頼めて良かったです。お米を食べられたのも嬉しかった!

タピオカプリンとヨーグルトはアメリカンな激甘で残しましたが、他は美味しくいただきました。果物は「Seasonal Fruits」と書かれていたのですが、なぜか南国を感じる果物が多かったです。夕食のサーモンが一番美味しかったかな。

インド系の方も多いからかカレーも種類が豊富だったのですが、ベジタリアンのものが多く、馴染みのないものばかりで何がいいか分からず頼みませんでした。

部屋のテレビを通して追加でゲストの食事を注文することも可能でしたが、こちらはメニューが分からない&1食15ドル程とお高め。子供のメニューもなかったので私達は利用しませんでした。旦那様が泊まって付き添ってくれる方には便利なサービスだと思いました。他にはDoorDashなどの配達サービスを利用する方もおられるとホスピタルツアーの際に病院の方がおっしゃっていました。

息子を産んだ日本の産院は個人病院だったこともあり、フレンチのシェフがいたり、食事もとても豪華でした。ですが、今回の入院食も十分美味しかったです。何より3食用意して部屋まで運んでいただける、ありがたい限りです!

アメリカで出産、生後2日・退院編。

⇩生後1日の様子はこちら。

前回も書きましたが、生後1日の夕食後から頻回授乳が始まりました。

 約1時間おきに…

→20〜30分かけて授乳

→授乳後もしばらく抱っこして熟睡したかな?という頃合いまで待つ

→おくるみをしてバシネットへ寝かせる

→5分も経たずにふにゃふにゃぐずる

→再び抱っこ

→少し落ち着くがそのうち泣き出す

→再度授乳…

負のループ。今書き出すだけでもどっと疲れます…。生後1日の夕食後からは結局ほぼ娘を抱っこして過ごしていました。

日付が変わった生後2日、見回りに来た看護師さんに様子を尋ねられ「疲れた〜」と弱音を吐いたところ、「じゃぁナースステーションで2〜3時間預かってあげるから睡眠をとってね!」とのお返事が!おぉ!そんなことできるんだ!と気分が軽くなり、迷いなくお願いしました。

その後深夜2時半頃まで預かっていただき、その間熟睡できました。娘が病室に戻り、その後はまた頻回授乳が続きましたが、2時間ほど睡眠を取ることができたのは大きかったです。看護師さんたちありがとう!

頻回授乳で娘を胸にウトウトしていると明け方から再度色々な検査などでひっきりなしに訪問がありました。前日にパスできなかった聴覚検査もこの日は問題なかったようで一安心。

訪問が続き、朝食を持って来ていただいた頃には9時を過ぎていました!

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入院中のスケジュール。これを生後2日までに全てこなします。

朝食後はラクテーションコンサルタント(Lactation Consultant / 母乳育児のスペシャリスト?)の方の訪問もありました。看護師さんも授乳のアドバイスを下さいますが、退院後の不安を少しでも減らすために専門の方にもお会いしました。ちなみに私のお世話になった病院では自己申告でお願いし、リストに名前を載せてもらわないと来ていただけませんでした。なんかアメリカらしいです。

そして実際何をしたのかというと、私の授乳を見ていただき、娘の位置を少し修正してもらい「あなたはよくできる!」と褒めていただいて終了。所要時間5分もかからず。お忙しいのかもしれませんが、なんか期待していたのと違いました…。正直看護師さんの方がもっと時間をかけてサポートしてくださった印象です。これは人によっても違うと思うのでなんとも言えませんが、もっと丁寧な方もいるはず、と思いたいです。初産だとまた違ったのかな。

その後は夫と息子が迎えに来てくれ、私と娘の着替え、退院準備をしました。

退院時には、おむつ20枚入り3パック・お尻拭き・病院の名前の入った肌着・帽子・洗面器・体温計・櫛・保冷バッグ・ホールフーズのエコバッグ&サンプル、などなど沢山頂きました。これは日本の産院で頂いたものよりずっと多かったです。特にオムツは助かります。

退院の準備が整ったのは11時頃。娘をカーシートに乗せた状態でナースコールをするよう指示されていました。

退院時は母親は車椅子で車までの移動が必要でした。歩けるのに、と思いつつ、病院のポリシー(多分万が一怪我などあったら訴えられるから?)なので車椅子に座り押していただきました。夫は荷物と娘を乗せたストローラーを押し、私は息子を膝の上に乗せ車椅子での移動でした。息子は約18kgあるので車椅子を押して頂いた方は重かったと思います。

後部座席にカーシートを2つ付けた車は予想以上に狭く、これからの子供の成長をこの車で乗り越えられるのか不安を感じつつ家路につきました。何はともあれ無事退院です!

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生後0日が短かったこともあり、あっという間の入院生活でしたが、看護師さんも皆優しく、食事も思っていた以上に美味しく快適でした。

退院後の生後1週間健診では娘の体重の増えが悪く、1週間ほどはミルクを足しての混合育児にもなりましたが、現在は母乳のみで様子を見ています。またその辺りも追って書きたいです。