アメリカで2人目妊娠・出産

2017年末アメリカで第2子を出産・その記録

アメリカで出産、生後1日編。

生後0日に続いて生後1日です。

⇩生後0日の様子はこちらから。

誕生してすぐの娘を胸に約2時間をL&D(labor & delivery / 陣痛&分娩室)で過ごす間に、娘は生後0日を終え生後1日を迎えました。

日付が変わって少しして、娘と共に入院する病室へ移動となりました。麻酔がまだ抜けきっていないのでストレッチャーに寝ての移動でした。日本で息子を無痛分娩で出産した際はは麻酔が完全に抜け自分で歩けるようになるまではLDR(=分娩台の上!)にいる必要があったので、病室に移動&ベッドで寝られるのは嬉しかったです。

病室に移動し、看護師さんから入院中のスケジュールなどを聞き、トイレに行きたい際や赤ちゃんが泣いた際は一人でベッドから降りずにナースコールを押すように、と指示を受けました。看護師さんが退室し、夫、私、娘が病室に残されました。いきなり完全母子同室!

日本で息子を出産した際は母子別室が基本の産院でした。産後のカンガルーケア後、息子は新生児室へ、私はゆっくり病室で休む、生後1日から3時間おきに授乳しに授乳室へ(はじめの数日は夜中は授乳なし)というスケジュールでした。あまりにも第1子と第2子の産後の差が大きくてびっくりです。

夫は私の荷物などを整理してくれ、息子と留守をしてくれている友人もいるため早々家路へ。この時すでに深夜1時頃でした。

生後1日は

などがありました。

バースサティフィケート(出生証明書)の記入&提出

この際生まれた赤ちゃんの名前が必要です。英語での記入なので英語のスペルも考えておかないといけません。ミドルネームをつけるならミドルネームも。日本だと出生後14日以内に出生届を提出すればいいので赤ちゃんが生まれてから名前を考えることも可能だと思います。ですがアメリカで出産される方は時間が限られているのであらかじめ名前を考えておく方がいいと思います。そして両親のSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)も必要でした。SSNは暗記すべきと言われていますが、私は覚えていないので夫に自宅で確認してもらいました。

カーシートを病室に用意

これは車社会ならではだな、という感じです。カーシートがないと退院させてもらえません。我が家はトラベルシステムにしたので病室内に持ち込むことも容易でしたが、そうでない場合はどうなるのでしょう…。新生児はトラベルシステムの利用が前提なのかな。

聴覚検査(Hearing Screen)

日本で生まれた息子はいつの間にか終わっていた検査です。娘は病室で、私の目の前で検査が行われました。この間約20分ほど、外部からの入室(お見舞いや食事の配達)もできません。夫&息子はたまたまこの時間に当たってしまい、終わるまで外で時間を潰していたようです。なんと娘は1回目で検査をパスできず、翌日に再検査となりました。

産後のシャワー

看護師さんに勧められシャワーを浴びました。最初は億劫に感じて自宅に戻ってからでもいいかな、とも思ったのですが、とてもスッキリとリフレッシュできたのでよかったです。

娘、初めての沐浴

沐浴設備のある場所に移動するのかと思いきや病室でした。タオルを敷いたバシネットの中で看護師さんに洗われていました。もちろんシャワーもなく、お湯は小さな洗面器に張ったもののみ。スポンジにそのお湯を含ませ、バシャバシャと洗われていく娘。しっかりベビーソープも使うので泡だらけ。最後は泡の混ざった洗面器のお湯でざっと流して終わり。流石に髪の毛だけはトイレの洗面台で流してもらっていました。

息子を産んだ日本の産院では沐浴の部屋があり、そこで教えてもらいながら息子を沐浴させました。お湯を張った広い洗面台のような場所で息子のお腹には沐浴布をかけ、スポンジは赤ちゃんの肌を傷つけるからと泡のみで洗うように指導されました。最後はシャワーで泡を流し、耳や鼻の穴周辺は綿棒で拭き取り。すごく丁寧。ザ・日本?!

沐浴はアメリカと日本のギャップの差が激しく、驚きを超えて面白かったです。

Skin to Skin

母乳育児を軌道に乗せるのに良いとされているこの「Skin to Skin」という母子のスキンシップ。所謂カンガルーケアです。肌と肌を触れ合わせることで赤ちゃんは外の世界に慣れやすくなり、お母さんはオキシトシンというホルモンが産後の体の回復や母乳が出る手助けをしてくれるそうです。産後すぐにもカンガルーケアをしましたが、母子の入浴後にも再度この時間が設けられました。娘はオムツ1枚、私は入院着の前を開けて胸の間に娘を乗せ、上からブランケットをかけてもらい1時間を過ごしました。看護師さんが赤ちゃんの体温管理をしてくれる中なので不安もありません。日本ではない機会だったのでこれはいいな、と思いました。娘を胸に抱き、幸せだし暖かいし後半はウトウトしていました。

帰宅後もドゥーラさんの勧めもあり、出来るだけ授乳時にはSkin to Skinを心がけています。母親はブラなどの下着の着用もせず、赤ちゃんはオムツ1枚というスタイルです。

 

上記以外にも小児科の先生(事前に指定する必要がある)の訪問、産婦人科の先生の訪問、看護師さんの定期的な母子の検温、食事の配達&回収などもあり、ゆっくり休む時間もなくあっという間に時間が過ぎていきました。

夫&息子は午前中に1回、夕方に1回と計2回お見舞いに来てくれました。

他には娘のセキュリティーセンサーがなくなるハプニングもありました。娘の足に付けられていたのですが、シーツを替えたりしていただいた際に取れたんじゃないかな、と思っています。連れ去り防止対策として病院外に出るとセンサーが反応するそうなのですが、そんな簡単に外れたら意味ないよ…と思いつつ、看護師さんは必死に探されていたので結構大変な事態だったのかもしれません。

日本ではセキュリティーセンサーはありませんでしたが、バシネットにSIDS(乳幼児突然死症候群)対策として赤ちゃんの動きを察知するセンサーが付いていました。それが今回娘を出産したアメリカの病院にはありませんでした。これらは病院によっても違いそうですね。

そしてこの日の夕食を終えた頃から授乳は1時間に1回になり、頻回授乳が始まりました。特に2日目の夜は大変なようで、病院からの母乳育児の案内にも書かれていましたし、ドゥーラさんからも「頑張って」とテキストメッセージが届きました。日本のように授乳室もなく、病室で1人で孤独に頻回授乳、辛かったです。頻回授乳の話は生後2日にも続きます。

生後1日はここまで。翌日は生後2日、退院です!早い!

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