アメリカで2人目妊娠・出産

2017年末アメリカで第2子を出産・その記録

アメリカで出産、入院中の食事編。

私の入院していた病院は食事をメニューの中から選ぶことができました。肝心なメニューの写真を撮り損ねたのですが、ハンバーガーなどもありました。ベジタリアン食ももちろん用意されています。この辺りさすがアメリカ!

食事は入院期間が短かったのでたった4食だけ。

①朝食:ベーグル、ソーセージ、フレンチトースト、ポテト、果物、ジュース、ディカフェコーヒー

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②昼食:ジャスミンライス、テリヤキチキン、サラダ、温野菜、味噌汁、果物、エクレア、ジュース、ディカフェコーヒー

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③夕食:ジャスミンライス、サーモン、温野菜、スープ、果物、エクレア、タピオカプリン、ジュース、ディカフェコーヒー

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④朝食:鶏肉のお粥、ゆで卵、ギリシャヨーグルト、バナナブレッド、果物、ジュース、ハーブティー、ディカフェコーヒー

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昼食・夕食のメインは1つのみ、その他はいくつでも頼めました。朝食にサラダや温野菜がなかったのは残念でしたが、毎食好みのものを頼めて良かったです。お米を食べられたのも嬉しかった!

タピオカプリンとヨーグルトはアメリカンな激甘で残しましたが、他は美味しくいただきました。果物は「Seasonal Fruits」と書かれていたのですが、なぜか南国を感じる果物が多かったです。夕食のサーモンが一番美味しかったかな。

インド系の方も多いからかカレーも種類が豊富だったのですが、ベジタリアンのものが多く、馴染みのないものばかりで何がいいか分からず頼みませんでした。

部屋のテレビを通して追加でゲストの食事を注文することも可能でしたが、こちらはメニューが分からない&1食15ドル程とお高め。子供のメニューもなかったので私達は利用しませんでした。旦那様が泊まって付き添ってくれる方には便利なサービスだと思いました。他にはDoorDashなどの配達サービスを利用する方もおられるとホスピタルツアーの際に病院の方がおっしゃっていました。

息子を産んだ日本の産院は個人病院だったこともあり、フレンチのシェフがいたり、食事もとても豪華でした。ですが、今回の入院食も十分美味しかったです。何より3食用意して部屋まで運んでいただける、ありがたい限りです!

アメリカで出産、生後2日・退院編。

⇩生後1日の様子はこちら。

前回も書きましたが、生後1日の夕食後から頻回授乳が始まりました。

 約1時間おきに…

→20〜30分かけて授乳

→授乳後もしばらく抱っこして熟睡したかな?という頃合いまで待つ

→おくるみをしてバシネットへ寝かせる

→5分も経たずにふにゃふにゃぐずる

→再び抱っこ

→少し落ち着くがそのうち泣き出す

→再度授乳…

負のループ。今書き出すだけでもどっと疲れます…。生後1日の夕食後からは結局ほぼ娘を抱っこして過ごしていました。

日付が変わった生後2日、見回りに来た看護師さんに様子を尋ねられ「疲れた〜」と弱音を吐いたところ、「じゃぁナースステーションで2〜3時間預かってあげるから睡眠をとってね!」とのお返事が!おぉ!そんなことできるんだ!と気分が軽くなり、迷いなくお願いしました。

その後深夜2時半頃まで預かっていただき、その間熟睡できました。娘が病室に戻り、その後はまた頻回授乳が続きましたが、2時間ほど睡眠を取ることができたのは大きかったです。看護師さんたちありがとう!

頻回授乳で娘を胸にウトウトしていると明け方から再度色々な検査などでひっきりなしに訪問がありました。前日にパスできなかった聴覚検査もこの日は問題なかったようで一安心。

訪問が続き、朝食を持って来ていただいた頃には9時を過ぎていました!

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入院中のスケジュール。これを生後2日までに全てこなします。

朝食後はラクテーションコンサルタント(Lactation Consultant / 母乳育児のスペシャリスト?)の方の訪問もありました。看護師さんも授乳のアドバイスを下さいますが、退院後の不安を少しでも減らすために専門の方にもお会いしました。ちなみに私のお世話になった病院では自己申告でお願いし、リストに名前を載せてもらわないと来ていただけませんでした。なんかアメリカらしいです。

そして実際何をしたのかというと、私の授乳を見ていただき、娘の位置を少し修正してもらい「あなたはよくできる!」と褒めていただいて終了。所要時間5分もかからず。お忙しいのかもしれませんが、なんか期待していたのと違いました…。正直看護師さんの方がもっと時間をかけてサポートしてくださった印象です。これは人によっても違うと思うのでなんとも言えませんが、もっと丁寧な方もいるはず、と思いたいです。初産だとまた違ったのかな。

その後は夫と息子が迎えに来てくれ、私と娘の着替え、退院準備をしました。

退院時には、おむつ20枚入り3パック・お尻拭き・病院の名前の入った肌着・帽子・洗面器・体温計・櫛・保冷バッグ・ホールフーズのエコバッグ&サンプル、などなど沢山頂きました。これは日本の産院で頂いたものよりずっと多かったです。特にオムツは助かります。

退院の準備が整ったのは11時頃。娘をカーシートに乗せた状態でナースコールをするよう指示されていました。

退院時は母親は車椅子で車までの移動が必要でした。歩けるのに、と思いつつ、病院のポリシー(多分万が一怪我などあったら訴えられるから?)なので車椅子に座り押していただきました。夫は荷物と娘を乗せたストローラーを押し、私は息子を膝の上に乗せ車椅子での移動でした。息子は約18kgあるので車椅子を押して頂いた方は重かったと思います。

後部座席にカーシートを2つ付けた車は予想以上に狭く、これからの子供の成長をこの車で乗り越えられるのか不安を感じつつ家路につきました。何はともあれ無事退院です!

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生後0日が短かったこともあり、あっという間の入院生活でしたが、看護師さんも皆優しく、食事も思っていた以上に美味しく快適でした。

退院後の生後1週間健診では娘の体重の増えが悪く、1週間ほどはミルクを足しての混合育児にもなりましたが、現在は母乳のみで様子を見ています。またその辺りも追って書きたいです。

 

アメリカで出産、生後1日編。

生後0日に続いて生後1日です。

⇩生後0日の様子はこちらから。

誕生してすぐの娘を胸に約2時間をL&D(labor & delivery / 陣痛&分娩室)で過ごす間に、娘は生後0日を終え生後1日を迎えました。

日付が変わって少しして、娘と共に入院する病室へ移動となりました。麻酔がまだ抜けきっていないのでストレッチャーに寝ての移動でした。日本で息子を無痛分娩で出産した際はは麻酔が完全に抜け自分で歩けるようになるまではLDR(=分娩台の上!)にいる必要があったので、病室に移動&ベッドで寝られるのは嬉しかったです。

病室に移動し、看護師さんから入院中のスケジュールなどを聞き、トイレに行きたい際や赤ちゃんが泣いた際は一人でベッドから降りずにナースコールを押すように、と指示を受けました。看護師さんが退室し、夫、私、娘が病室に残されました。いきなり完全母子同室!

日本で息子を出産した際は母子別室が基本の産院でした。産後のカンガルーケア後、息子は新生児室へ、私はゆっくり病室で休む、生後1日から3時間おきに授乳しに授乳室へ(はじめの数日は夜中は授乳なし)というスケジュールでした。あまりにも第1子と第2子の産後の差が大きくてびっくりです。

夫は私の荷物などを整理してくれ、息子と留守をしてくれている友人もいるため早々家路へ。この時すでに深夜1時頃でした。

生後1日は

などがありました。

バースサティフィケート(出生証明書)の記入&提出

この際生まれた赤ちゃんの名前が必要です。英語での記入なので英語のスペルも考えておかないといけません。ミドルネームをつけるならミドルネームも。日本だと出生後14日以内に出生届を提出すればいいので赤ちゃんが生まれてから名前を考えることも可能だと思います。ですがアメリカで出産される方は時間が限られているのであらかじめ名前を考えておく方がいいと思います。そして両親のSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)も必要でした。SSNは暗記すべきと言われていますが、私は覚えていないので夫に自宅で確認してもらいました。

カーシートを病室に用意

これは車社会ならではだな、という感じです。カーシートがないと退院させてもらえません。我が家はトラベルシステムにしたので病室内に持ち込むことも容易でしたが、そうでない場合はどうなるのでしょう…。新生児はトラベルシステムの利用が前提なのかな。

聴覚検査(Hearing Screen)

日本で生まれた息子はいつの間にか終わっていた検査です。娘は病室で、私の目の前で検査が行われました。この間約20分ほど、外部からの入室(お見舞いや食事の配達)もできません。夫&息子はたまたまこの時間に当たってしまい、終わるまで外で時間を潰していたようです。なんと娘は1回目で検査をパスできず、翌日に再検査となりました。

産後のシャワー

看護師さんに勧められシャワーを浴びました。最初は億劫に感じて自宅に戻ってからでもいいかな、とも思ったのですが、とてもスッキリとリフレッシュできたのでよかったです。

娘、初めての沐浴

沐浴設備のある場所に移動するのかと思いきや病室でした。タオルを敷いたバシネットの中で看護師さんに洗われていました。もちろんシャワーもなく、お湯は小さな洗面器に張ったもののみ。スポンジにそのお湯を含ませ、バシャバシャと洗われていく娘。しっかりベビーソープも使うので泡だらけ。最後は泡の混ざった洗面器のお湯でざっと流して終わり。流石に髪の毛だけはトイレの洗面台で流してもらっていました。

息子を産んだ日本の産院では沐浴の部屋があり、そこで教えてもらいながら息子を沐浴させました。お湯を張った広い洗面台のような場所で息子のお腹には沐浴布をかけ、スポンジは赤ちゃんの肌を傷つけるからと泡のみで洗うように指導されました。最後はシャワーで泡を流し、耳や鼻の穴周辺は綿棒で拭き取り。すごく丁寧。ザ・日本?!

沐浴はアメリカと日本のギャップの差が激しく、驚きを超えて面白かったです。

Skin to Skin

母乳育児を軌道に乗せるのに良いとされているこの「Skin to Skin」という母子のスキンシップ。所謂カンガルーケアです。肌と肌を触れ合わせることで赤ちゃんは外の世界に慣れやすくなり、お母さんはオキシトシンというホルモンが産後の体の回復や母乳が出る手助けをしてくれるそうです。産後すぐにもカンガルーケアをしましたが、母子の入浴後にも再度この時間が設けられました。娘はオムツ1枚、私は入院着の前を開けて胸の間に娘を乗せ、上からブランケットをかけてもらい1時間を過ごしました。看護師さんが赤ちゃんの体温管理をしてくれる中なので不安もありません。日本ではない機会だったのでこれはいいな、と思いました。娘を胸に抱き、幸せだし暖かいし後半はウトウトしていました。

帰宅後もドゥーラさんの勧めもあり、出来るだけ授乳時にはSkin to Skinを心がけています。母親はブラなどの下着の着用もせず、赤ちゃんはオムツ1枚というスタイルです。

 

上記以外にも小児科の先生(事前に指定する必要がある)の訪問、産婦人科の先生の訪問、看護師さんの定期的な母子の検温、食事の配達&回収などもあり、ゆっくり休む時間もなくあっという間に時間が過ぎていきました。

夫&息子は午前中に1回、夕方に1回と計2回お見舞いに来てくれました。

他には娘のセキュリティーセンサーがなくなるハプニングもありました。娘の足に付けられていたのですが、シーツを替えたりしていただいた際に取れたんじゃないかな、と思っています。連れ去り防止対策として病院外に出るとセンサーが反応するそうなのですが、そんな簡単に外れたら意味ないよ…と思いつつ、看護師さんは必死に探されていたので結構大変な事態だったのかもしれません。

日本ではセキュリティーセンサーはありませんでしたが、バシネットにSIDS(乳幼児突然死症候群)対策として赤ちゃんの動きを察知するセンサーが付いていました。それが今回娘を出産したアメリカの病院にはありませんでした。これらは病院によっても違いそうですね。

そしてこの日の夕食を終えた頃から授乳は1時間に1回になり、頻回授乳が始まりました。特に2日目の夜は大変なようで、病院からの母乳育児の案内にも書かれていましたし、ドゥーラさんからも「頑張って」とテキストメッセージが届きました。日本のように授乳室もなく、病室で1人で孤独に頻回授乳、辛かったです。頻回授乳の話は生後2日にも続きます。

生後1日はここまで。翌日は生後2日、退院です!早い!

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アメリカで出産、生後0日編。

前回に引き続き、今回は娘誕生からの様子を記録しておきます。まずは生後0日、誕生当日です。

⇩娘誕生までの様子はこちら。

娘は夜22時過ぎに産まれました。元気に産まれてきてくれて何よりなんですが、ほんの少し損した気分になりました。

赤ちゃんの産まれた日を生後0日と数え、アメリカでは生後2日での退院が多いようです。

月曜日に産まれたらその日を生後0日、火曜日が生後1日、水曜日が生後2日=退院、となります。

私の出産した病院は生後2日の午前中が退院時間として決められていました。ということで私が病院にいたのは丸2日にもならず。娘があと2時間遅く誕生していればプラス1日近くゆっくりできていた計算になります。看護師さんにも夫にも「惜しかったね」と言われました。でもこればっかりはどうしようもないんですけどね…。

娘誕生後はバースプランの希望通り夫がへその緒を切り、そしてすぐにカンガルーケアをさせてもらいました。第1子を産んだ日本の産院でもカンガルーケアをしましたが10分程?と、かなり短かったです。今回は2時間近く産後すぐの娘を抱っこ&授乳することができました。胎盤や会陰の産後処置も娘を抱っこした状態でしていただきました。最終的には無痛分娩での出産でしたが、導尿のカテーテルは時間がなく入れずに出産となりました。

今回は会陰の傷も小さく済んだようでよかったです。第1子の息子の方が頭が大きかったのかと思っていたら娘の方が大きかったです。びっくり!2人目のお産だったからか、娘の向きが良かったのか、いきむ時間が短かったからか、どうなんでしょう。ちなみに息子も娘も約3500gと大きめで産まれました。

娘をカンガルーケアで1時間以上抱っこをした後、お世話になったドゥーラさんはここで帰宅です。ドゥーラさんには一緒に写真を撮ってもらい損ねてしまいとても心残りです。また産後の自宅訪問もしてくださるのでその時には必ず、と思っています。

この頃看護師さんたちもシフトで交代となりました。バースプランには「母子手帳を記入して欲しい」「へその緒の一部を持ち帰りたい」と日本式の希望も記載しました。母子手帳は問題なく書いていただけたのですが、へその緒が多分この交代の際に捨てられたようです…。夫が受け取っているかと思っていましたが、ありませんでした。バースプランに書いたからと安心していましたが、口頭でも再度確認しておくべきでした。幸い帰宅後、おむつ換えの際にへその緒が取れ、おへそについていたものを保管できたのでよかったです。

こんな感じで2時間弱の生後0日は終わりです。L&Dで娘は生後1日を迎えました。 生後1日の様子はまた追ってまとめます。 

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アメリカで出産、陣痛から出産編。

今回は出産当日、病院に着いてから娘誕生までをもう少し詳しく振り返ります。

⇩前回の記事はこちら。時系列でざっくり当日をまとめました。

今回はずいぶん長くなってしまったので読みづらいとは思いますが、何か少しでも参考にしていただければ幸いです。

まず迷ったのが病院に行くタイミングです。第1子は破水からのお産だったので明確でしたが、今回は陣痛から。目安は病院から聞いているものの自己判断です。我が家の悩みのタネは息子でした。息子を寝かせてから行くのか、息子を病院に連れて行くのか。

息子をお風呂に入れて寝かしつけ、留守を頼む夫友人に来てもらう、これを短く見積もっても1時間。2人目の出産なのでお産が早く進む可能性がある&無痛分娩を希望していたため、最終的に息子を連れて病院に行くことにしました。

病院に到着後、簡単な個人情報を記入して受付を済ませました。ホスピタルツアーで受付などの場所などを実際に見ていたので落ち着いて行動できてよかったです。この日は運良く健診で診ていただいている日本人の先生が当直でおられ、それだけで緊張が緩み、気が張っていたことに気づきました。

受付後はすぐに病院着に着替え、モニターを付けて陣痛を確認しました。所謂NST(ノンストレステスト)なのかな?この時点ではまだL&D(Labor & Delivery / 陣痛&分娩室≒日本でいうLDR?) には入らずベッドのたくさん並んだ大部屋でした。ここでドゥーラさんも合流し、一安心!ベッドの側には夫もいてくれましたが、息子もいたため私のことは構っていられない状況でした。なのでドゥーラさんの存在は大きかったです。

しばらくモニターを付け、陣痛は弱いものの7分間隔できているのでL&Dに移ることになりました。ここで陣痛を強めるために糖分を取ると良い、とドゥーラさんからハニースティック(細い棒状にパックされている蜂蜜)を頂き食べました。L&Dに移動後同じ理由で看護師さんからもジュースを勧められ、オレンジジュースもひとパック飲みました。

L&D移動後は質問に答えたり、書類にサインをしたり手続きが続きました。その間ドゥーラさんがアロマオイルを焚き、足のマッサージ&陣痛に聞くツボの刺激をしてくれました。

夫&息子もL&Dに一緒に移動し、息子は私と同じくジュースをもらったり、持参したステッカーブックをしたりして過ごしていました。

時間経過とともに陣痛の感覚は5分間隔くらいになり、痛みも徐々に増してきました。ただまだ麻酔を入れて欲しい、と感じるほどでもなくやり過ごせる程度でした。この間無痛分娩のための点滴を準備し、赤ちゃんに問題がなさそうということで一旦モニターが外されます。

この時点で8時半くらい。普段7時就寝の息子は私と一緒のベッドで寝る、と言い続けまだ病室に残っていました。病室内にソファーベッドがあり、夫がそこで寝かしつけを試みるも寝られるわけもなく…。まだ娘も産まれそうにもなかったので夫がここで息子を連れ一旦帰宅しました。

夫がいなくなった病室では一気にお産が進みました。モニターを外し、ドゥーラさんから筋膜リリースというトリートメントを受けている最中に破水しました。息子の際の破水とは違い、どっとかなりの量が出てきたので驚きました。これが自宅のベッドだったらマットレスダメになっていただろうなぁ、なんて考えていたのもつかの間、陣痛もどしん、と強くなりました。

破水した時点で麻酔の先生を呼んでいただいたのですが、他に帝王切開のお産もあったようで、なかなか来てもらえず。陣痛はどんどん痛くなる一方。マタニティヨガで教わった呼吸法なんか冷静にしていられなくなってきました。ドゥーラさんのアドバイスで仰向けから四つん這いの体勢に。さらに陣痛が強くなり、ベッドの背もたれにしがみつく体勢へ。この時は痛みで陣痛中は話せない、自分のものとは思えない声が出る、そんな状況でした。

目を閉じて歯をくいしばる私にドゥーラさんが優しく声をかけてくれました。ドゥーラさんの目を見るように、口は開けて顎と肩をリラックスさせる、赤ちゃんは頑張ってるから大丈夫、などなど。とにかく側にいてもらえて本当に心強かったです。

この時点で子宮口が8cm、会陰も少し裂けたようです。ここで担当の先生が登場し「麻酔が間に合わないかもしれないけどどうしますか?」と聞かれましたが、私は「かなり辛いです」とだけ答えるのが精一杯でした。ドゥーラさんにも「痛みはこれ以上強くならない。このまま頑張れそう?どうする?」と聞かれました。

そんなやりとりをしていると麻酔科の先生がやっと登場!再度麻酔が効く前に赤ちゃんが出てくるかも、と言われつつ麻酔を入れてもらいました。息子出産時、日本ではベッドの上で背中を丸めた体勢での麻酔を入れましたが、今回はベッドの上に座った状態でした。麻酔も色々な体勢でできるんですね。

この間、ドゥーラさんが夫にもうすぐだから早く戻るように、と連絡を入れてくれていたようです。

麻酔が効くまでしばらく痛みが続きましたが、もうすぐ麻酔が効く、という安心感が心の支えにもなっていました。徐々に麻酔が効いてきて落ち着いてきた頃に夫到着。夫を待っていたかのように娘も出てくる準備が整ったようでした。

いきみ始めて良い、となったところで自分の感覚でいきみたいか、先生&看護師さん誘導でいきみたいか尋ねられました。私は誘導していただくようにお願いしました。そしてここでバースプランに記載した、「赤ちゃんの頭を触りたい」「鏡で赤ちゃんが出てくるのを見たい」という希望通り鏡を用意していただきました。

これは無痛分娩だから余裕があってできることかもしれませんが、私は本当にしてよかったです。バースプランを書いている際には正直グロテスクかな?なんて思っていたのですが、実際目にするとすごく神秘的でとても感動しました。

娘は4回目のいきみでするっと産まれてきました。息子の時と比べ、本当にあっという間にするっと出てきたので驚きました。これは2人目だからなのか、息子の時以上に妊娠中に意識して生活していたからなのか、気になるところですが答えは分かりません。

看護師さんには「自然分娩だった」と答えていいと言われるほどの陣痛を体験し、思い描いていたお産とは違う点もありましたが、無事娘に会うことができ、家族皆で自宅に戻ることができて本当に嬉しいです。

娘誕生までの様子はここまでです。また時間を見つけて出産後の様子も記録していきたいと思っています。

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