【アメリカ出産】日本国籍保持のため、出生届を提出。
アメリカで出産した娘ももうすぐ3ヶ月を迎えます。
早い!
海外での出産、生後3ヶ月を迎えるまでに忘れずしないといけないことがなんといっても日本への出生届提出!
誕生日を含んで3ヶ月以内(1月10日生まれなら3月9日が提出期限)に管轄の大使館・領事館に提出しなくてはいけません。
別に日本国籍にこだわりがなければ、必要ない手続きなんですけどね。
やはり大半の方が日本国籍を保持するのではないでしょうか。
我が家は両親ともにアメリカ人でもない上、また日本に越すかもしれない、何より娘の権利だと思うので出生届を出しました。
これがまた厄介で、日本のように出生届を記入して提出すればいい訳でもないんです。
ご参考までに随分手間取ってしまった我が家の流れをまとめてみました。
お住いの州や群によって違う点もあるかともありますが、少しでもお役に立てば嬉しいです。
私はカリフォルニア州サンタクララ郡在住です。
- 出生届に必要な書類
- 妊娠中に済ませておくこと
- 出生届を記入する前に
- Birth Certificateの入手方法
- Birth Certificate 郵送で請求
- まさかの取得失敗
- Birth Certificateを窓口で
- 出生届記載&和訳作成
- やっと郵送!確認も忘れずに
- まとめると…
出生届に必要な書類
2018年3月現在、必要な書類はこちら。
(条件によっては追加で提出書類が必要な場合もあるのでご自身でご確認ください。)
- 出生届 2通
- カウンティ発行の出生証明書(バースサティフィケート)2通(原本とそのコピー)
- 2の和訳 2通(原本とそのコピー)
- 父母のパスポート&ビザのコピー 各1通
3の和訳は郵送されてきた資料には2通とありますが、ホームページでは1通となっています。
どちらが正しいのでしょう?
問い合わせ時に聞きそびれましたが、念のため2通用意しました。
妊娠中に済ませておくこと
3ヶ月という限られた期間で全て準備しなくてはいけません。
まずは妊娠中に出生届を入手しておきます。
これは総領事館に直接受け取りに行くか、それが難しければ郵送での取り寄せも可能です。
我が家は郵送(切手を貼った返信用封筒を同封)での取り寄せを選択。
この際、必要な書類が書かれた案内や問い合わせの電話番号も同封してくださっていました。
そして出生届を記載する際、戸籍謄本があると安心です。
私は本籍地の住所が「◯番地」なのか「◯番」なのかなど細かいところが記憶と違っていたのであって良かったです。
不安な方は戸籍謄本も取り寄せておくといいかもしれません。
出生届を記入する前に
出生届の記入は2のバースサティフィケートを入手してから、それを参考に記入して行くのが確実です。
私は先走って病院の住所などを手元にある資料を見ながら記入したのですが、バースサティフィケートに記載されている住所とは違い、訂正印を押して書き直しが必要になりました。
わかる範囲で先に埋めてしまうのでなく、書類が全て揃ってからの方が間違いがなく済みます。
Birth Certificateの入手方法
これは他の方のブログを拝読していると管轄のカウンティ(郡)によっても違いそうです。
私が住んでいるのはカリフォルニア州、サンタクララ郡の場合、バースサティフィケートの入手方法は、
- 直接取りに行く
- 郵送で受け取る
この2択があると病院で言われました。
ただ、ホームページを見ると、オンラインでの請求もできるようです。
Birth Certificate - County Clerk-Recorder - County of Santa Clara
病院で係りの方が仰っていたのは、
- 1ヶ月後から取り寄せが可能になる
- 直接取りに行くとすごく待たされるかもしれない
- 郵送で取り寄せるのがオススメ
- 郵送の場合はnotary(ノータリー・公証人)のサインが必要
という感じのことでした。
ちなみにnotary(ノータリー・公証人)とはサインした人が本人ですよ、ということを証明してくれる人のことです。
こんな制度知りませんでした。
近くの方を探してオフィスに書類を持って出向くようです。(我が家は夫がサインしました。)
Birth Certificate 郵送で請求
我が家は郵送での取得を選択。
生後1ヶ月を迎えた頃にノータリーの方にサインを頂き、郵送しました。
この際、数枚請求しておくとあとあと楽だと思います。
最低でも1枚は日本の出生届、もう1枚はアメリカのパスポート取得、と2枚はすぐに必要です。
日本のパスポート申請にも必要です。
ちなみに1通28ドル(2018年3月現在)掛かるので無闇に取り寄せる必要もないですが、我が家は3通請求しました。
(結果パスポート申請が2つ同時進行になったためあって良かったです。)
郵送での請求ですが、最長で4週間(20営業日)かかると記載があります。
待てど暮らせど届かないバースサティフィケート、電話するか、直接取りに行くか、なんて話していると、本当に請求から1ヶ月ほどして封書が届きました。
まさかの取得失敗
そして我が家痛恨のミス!
書類に記載漏れがあり、郵送でバースサティフィケートを入手できませんでした!
もうこの時点で生後2ヶ月。
再度郵送で請求するには遅すぎます。
ここは待つのを覚悟で受け取りに行くことにしました。
Birth Certificateを窓口で
受け取りに行く前にまずオンラインで請求の申し込みができます。
(こんなことも病院では教えてもらえませんでした。)
その申し込みから15日以内に取りに行けば大丈夫、とのことです。
夫がオンラインで申し込みの上San Jose(サンノゼ)のオフィスまで受け取りに行きました。
営業開始時間に行ったこともあるかもしれませんが、オフィスにいた時間は15分とかからなかったようです。
なんだ!
最初から直接受け取りに行けば良かった…。
出生届記載&和訳作成
なんやかんやで無事バースサティフィケートを受け取り、出生届を記載します。
住所は全て日本語で記載が必要です。
アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ市カリフォルニア通り…といった感じになります。
いまいち自分の住所をどう日本語にすればいいかわからなかったので大使館に電話で問い合わせました。
カタカナの発音は自分の思うように記載すればいい、「◯◯通り」でなくてもカタカナで「◯◯アベニュー」でもいい、とのことでした。
(詳細はご自身でご確認ください。)
3の和訳は私自身が和訳し、署名欄に私の署名と捺印をしました。
フォーマットはホームページからダウンロードこちらもできますし、郵送で請求した出生届にも同封されていました。
やっと郵送!確認も忘れずに
書類の記入が無事終わったら、2、3、4のコピーを準備し、あとは総領事館宛に提出するだけです。
我が家は追跡番号を付けて郵送しました。
そして到着をオンラインで確認後、念のために電話でも受理されているかを確認しました。
無事届いており、日本へ送るところです、とのことでした。
あとは戸籍に反映されるまで1ヶ月〜2ヶ月かかります。
(電話口では1ヶ月半〜2ヶ月くらいと言われました。)
その頃に戸籍謄本を取り寄せ確認できれば無事手続き終了です。
次は日本のパスポート申請が待っているんですけどね…。
カリフォルニア州ベイエリアご在住で、サンフランシスコよりもサンノゼが近い方は出張サービスが便利です。
2018年4月~6月領事出張サービス(サンノゼ市)実施のお知らせ(予定) : 在サンフランシスコ日本国総領事館
まとめると…
- 妊娠中に出生届入手(戸籍謄本もあれば尚良し)
- 産後バースサティフィケートを入手
- 出生届記入&和訳作成
- 必要な書類のコピー
- 総領事館へ提出
- 郵送の場合は念のため電話確認
- 戸籍謄本を取り寄せて最終確認
ざっくりとこんな感じです。
詳細はそれぞれ記事を参考にしてください。
3ヶ月以内、というタイムリミットが設けられているので産後頭もうまく回らない時期ではありますが、がご主人と協力して頑張ってください!
分からない時にはとにかく大使館に電話で問い合わせが一番です!
ネットで検索してもそれが100%とは限りません。
まぁホームページに書かれていることと、電話口で言われることも違ったりしましたが…笑。
ハプニングもありましたが、無事滑り込みで娘の出生届を日本側にも提出できました。
次の課題はアメリカのパスポート取得です!
時期はまだ決めていませんが、一時帰国を希望しています。
時期を決めていないからこそ早く取っておきたいな、と思っています。
生憎私のiPadではホームページが見にくく、オンラインでの予約の時点で既につまずいていますが…。
これは夫に任せ、会社のパソコンでしてもらう予定です。
またパスポートが無事に取れたら流れをまとめてアップします。
▽パスポートを無事取得しました!